モルフォンのお話

こんにちは。
今回はモルフォンについて考察していきます。


モルフォンの基本データ
【タイプ】むし / どく

【特性】
りんぷん(技の追加効果を受けない)
いろめがね(「こうかはいまひとつ」のダメージが2倍になる)
・[夢]ラクルスキン(相手からの変化技を回避することがある)

種族値HP70 攻撃65 防御60 特攻90 特防75 素早さ90

合計種族値450は虫・毒タイプの中ではペンドラーに次ぎ第2位で、特攻と素早さが並み以上の数字を持ち合わせています。また、特性がどれも個性的というか特徴的なものばかりで、さらに戦術も幅広く、様々な育成方法があると言えるでしょう。

第5世代で「ちょうのまい」を習得したことがモルフォンにとって大きな転機。積んで攻撃するもよし、積んで「バトンタッチ」で後続に繋げてもよし。ウルガモスとは違って「ねむりごな」や「かなしばり」を覚えるので積む起点の作りやすさが評価できます。


「りんぷん」は技の追加効果(状態異常・能力変化・ひるみ)を受けないというもので、例えば「かみなり」でまひ状態になったり、「シャドーボール」で特防が下がったり、「ねこだまし」でひるんだりする心配がありません。そういう意味では積む邪魔をされずに済みます。ただし、「でんじは」や「おにび」などは防げないので悪しからず(これは「ミラクルスキン」で防ぎやすくなる)。

「いろめがね」は半減技を等倍で打つことができる非常に優秀な特性です。特に半減されるタイプの多い虫タイプ技(「むしのさざめき」)が数多くのポケモンに等倍で当てられるのはとてもありがたいことです。つまり、ゴリ押しが可能というわけなのです。1/4ダメージのポケモンには、大人しく違うタイプのサブウェポンで対処しましょう。

夢特性「ミラクルスキン」は変化技を受けにくくなるという効果を持ちます。具体的には「常に変化技に対する回避率が2段階上がった状態」です。回避率における2段階上昇は相手の命中率が0.6倍になるのにほぼ等しいと考えることができ、例えば「ちょうはつ」は100%→60%、「おにび」は75%→45%といった具合に確率を大幅軽減させることができます。

どれもこれも使えそうな特性ばかりですが、「ちょうまいアタッカー」型は「いろめがね」、「ちょうまいバトン」型は「りんぷん」or「ミラクルスキン」のような棲み分けをするのがおススメです。



モルフォンの技考察
【特殊技】
むしのさざめき 虫/威力90/命中100/モルフォンのみLv技/10%の確率で相手の特防を1段階下げる。「いろめがね」のおかげで様々なタイプのポケモンに等倍がとれます。
ヘドロばくだん 毒/威力90/命中100/技マシン/30%の確率で相手を毒状態にする。攻撃範囲が「むしのさざめき」と大体被るので無理に入れる必要はなさそうです。
サイコキネシス エスパー/威力90/命中100/技マシン/10%の確率で相手の特防を1段階下げる。虫技ダメージが1/4しか入らないクロバットドクロッグ・ゲンガーなどの面々に刺さる技。
ギガドレイン 草/威力75/命中100/教え技/与えたダメージの半分を回復する。地面や岩に刺さり、回復できることもあって「ちょうのまい」との相性抜群。
めざめるパワー 威力~70/命中100/技マシン/氷・炎・地面・電気どれでも可で、仮想敵を踏まえ、この技以外の採用攻撃技の範囲を補完できるようなタイプのめざパを取り入れると良いでしょう。

【変化技】
ちょうのまい モルフォンのみLv技/自分の特攻・特防・素早さが1段階ずつ上がる。いわずもがな強力な積み技。「ちょうまいアタッカー」にしろ「ちょうまいバトン」にしろ必須。
バトンタッチ 遺伝技/他の味方ポケモンと交代し、かかっていた補助効果を引き継ぐ。「ちょうのまい」によるCDSアップと「みがわり」を後続へ引き継げます。
みがわり 技マシン/自分の最大HPの1/4を削って分身を出す。状態異常を回避したり、「かなしばり」と組み合わせたり。
かなしばり 命中100/Lv技/相手が直前に使った技を封じる。「みがわり」と併せて相手を攻撃技を縛り、積みの起点にしたい。
ねむりごな 命中75/Lv技/相手をねむり状態にする。命中が不安ですが、当てれば積みやすくなります。



▼私のモルフォン育成記録
(1)ちょうまいアタッカー兼バトン型

努力値:252-0-0-0-148-108?

なんと2つの役割を兼ねてもらうモルフォン
「りんぷん」ではないのでそこは「ラムのみ」でカバーします。
しかし流石に無理があり、「ねむりごな」か「みがわり」が欲しい場面が多かったので「バトンタッチ」はいっそのこと消してしまおうか…。

ダメージ計算例は割愛させていただきます。


(2)みがしば型

努力値:252-0-228-0-0-28

育成してから気付きました。HPがVでないので極振りしても4n+1にならないということを。
V全振りだと177になるんです。
それは後でどうにでもできるとして、この型では「みがしば」で相手の有効打を縛ってチャンスを見出します。攻撃技は「むしのさざめき」ただ一つですが、特性のお陰でだいぶ範囲は広がります。
努力値振りの意図は失念。

ダメージ計算例は割愛させていただきます。


(3)ダブルメガネアタッカー

努力値:0-0-0-252-0-252

世にも珍しい「舞わない」モルフォン
「いろめがね」によるゴリ押し性能に、「こだわりメガネ」による火力補強が掛け合わさった、いわば「ダブルメガネ」型。意外性は充分あるかと思います。
実は全く同じようなことがメガヤンマにもできますが、そこは「ヘドロばくだん」を入れることで苦し紛れの差別化。
ちなみに、めざめるパワーのタイプは炎です。

ダメージ計算例は割愛させていただきます。


(4)ひょいひょい型

努力値:252-0-0-0-0-252

たまたま生まれた色違い。
(3)厳選中だったので残念ながら遺伝技を有しておらず、考えた結果こんな型を生み出してしまいました。
キョウ直伝の「あやしの技」を彷彿とさせる構成ですね。
鋼で止まります。


これでモルフォンのお話はおしまいです。
ご覧いただきありがとうございました。

最終更新日:2013/10/11