【育成考察&記録Vol.13】ドクケイルのお話【毒統一ORAS】

こんにちは。
今回は超マイナー級ドクケイルを取り上げます。
第6世代でドクケイルにとってかなりキーとなる技を習得し、今(自分の中で)大注目のポケモンとなっています!


ドクケイルの基本データ
【タイプ】むし / どく

【特性】
りんぷん 技の追加効果を受けない

・[隠れ]ふぐがん 技の命中率が1.3倍になる

種族値
HP60 攻撃50 防御70 特攻50 特防90 素早さ65

絶望的とも言える種族値。実は、合計種族値はスピアーと並んで最終進化系の毒ポケモンワースト1です。しかし、特殊耐久が他の虫・毒ポケモンよりも高いのが注目ポイント。「群を抜いて高い」っていうわけではありませんが…。この高い特殊耐久を活かしつつ、「ちょうのまい」で能力を上げていき、反撃に出るというのが基本的な戦法となるでしょう。

これまでは「どくどく」をまいて「はねやすめ」で回復しまくる。これがセオリーでしたが、第6世代にて「まとわりつく」という虫タイプの技を習得しました。これはいわゆる「拘束技」です。これがドクケイルを大ではないですが中出世させたといっても良いでしょう。大抵の敵をハメ倒すことが可能です。

進化前のマユルドが「てっぺき」を覚えることができますので、物理耐久のほうも積むことはできます。タイミングさえあれば両積み要塞化も夢ではありません。

特性は2つあります。通常特性は「りんぷん」で、技の追加効果を受けないというものです。特にドクケイルのような「積みを基本」とするポケモンにとっては、状態異常や能力ダウンを引いてしまうと致命的ですので、かなり重宝する特性です。「バークアウト」「こごえるかぜ」「アシッドボム」。何の問題もありません。
ねこだまし」の上位互換といっても差し支えない優秀な特性ですね。

夢特性の「ふくがん」は、技の命中率が1.3倍になるというものですが、そもそもドクケイルは命中率が不安定な技を覚えません。習得技一覧を調べてみればお分かりですが、低くても90%ですから、この特性の効果を借りることは不要です。


ドクケイルの技考察
【特殊技】
むしのさざめき /威力90/命中100/Lv技/10%の確率で相手の特防を1段階下げる。
ドクケイルが覚える最高威力技。

むしのていこう /威力50/命中100/技マシン/相手の特攻を1段階下げる。
第6世代で地味威力が20上昇。相対的に自分の特殊耐久が上がるわけですが、攻撃技にしてはなお弱く、補助技にしては物足りないという理由であまりお勧めはできません。
むしのさざめき」を切り、代わりにダメージソースとして「どくどく」を入れるのであれば採用の余地あり?

ヘドロばくだん /威力90/命中100/技マシン/30%の確率で相手を毒状態にする。
決定力の無さを30%の状態異常で補えるという観点から、技スペが余れば入れておいていいかもしれません。毒撒き前提なら「ベノムショック」も可。

ギガドレイン 草/威力75/命中100/教え技/与えたダメージの半分を回復する。
回復手段は他に「はねやすめ」がありますが、どちらも一長一短。「はねやすめ」の回復量は安定感があります。「ギガドレイン」は呼びやすい地面や岩に刺さるという利点があります。一概にどちらが良いとは決められないので、人それぞれですかね。

まとわりつく /威力20/命中100/技マシン/4~5ターンの間、毎ターン終了後最大HPの1/8のダメージを与えるその間相手は逃げられない。
第6世代登場の拘束技。詳しくはこちらの記事をご覧ください。


【変化技】
ちょうのまい Lv技/自分の特攻・特防・素早さが1段階ずつ上がる。
必須級の技です。

ひかりのかべ 技マシン/5ターンの間、相手の特殊攻撃のダメージを半分にする。
モルフォンは覚えません。

はねやすめ 教え技/自分のHPを最大HPの半分だけ回復する。
上記で述べた通り、「ギガドレイン」との選択になります。

てっぺき 教え技(マユルドのみ)/自分の防御が2段階あがる。
一応低めの物理耐久を高めることができます。

どくどく 毒/命中90/技マシン/相手をもうどく状態にする。
「てっぺき」と「ちょうのまい」を併用するなら抜いても良いですが、基本的には入れておくべき、”メインウェポン”並みの重要度を誇る技です。


▼私のドクケイル育成記録
(1)まとわりつく型

努力値:252-0-4-0-252-0
これぞテンプレート型。BW時代は「まとわりつく」→「むしのさざめき」でした。威力の差こそあれ拘束定数ダメージがあるため通りにくいタイプのポケモンでもじわじわと削ることができるのがポイント。
モルフォンも同じことができるのは内緒。

(2)両積み型

努力値:252-0-4-0-252-0
「てっぺき」を組み入れることで完全にモルフォンとは一線を画してみました。
「まとわりつく」さえ残しておけば無効化されることはないので特に問題ありません。
この色違いのために何千のケムッソを逃がしたことか・・・。
(1)も(2)も同じくらい活躍度です。時間はかかりますが、うまくハマればこっちのものですよ。

(3)防御特化型

努力値:252-0-252-0-0-4
こちらは物理耐久に振ってみました。特殊耐久は「むしのていこう」で相対的に上げていくのである意味(2)とはコンセプトは似ているでしょう。
決定的に違うのが『鋼で止まる』こと。

(4)サポート型

努力値:252-0-252-0-0-4
(3)と同じく物理耐久に特化しています。技構成見たまんま、「サポート要員」です。
ひかりのかべ」を覚える毒タイプはドクケイルフシギバナのみです。

(5)特殊アタッカー

努力値:252-0-0-252-0-4
まさかのフルアタまで育ててしまいました。当然種族統一用ですが。
めざパを粘る気力まではありませんでした。狙うとすると炎あたりでしょうか。氷でもいいですかね。
モルフォンも同じことができるのは内緒。

(6)物理アタッカー

努力値:4-252-0-0-0-252
特殊アタッカーがいるなら物理アタッカーもいていいですよね。
スピアー統一にドクケイル統一で挑み、勝利した実績がありましたが、その際にも必中技は非常に有益に働いてくれました。
「ひみつのちから」のまひ効果も嬉しいところ。
モルフォンも同じことができるのは内緒。


記事投稿日:2013/6/26
最終更新日:2015/10/11