アーボックのお話

こんにちは。
今回はアーボックの育成考察です。
アニメでの特徴的な鳴き声、「シャーーーーーーーーボック!」が印象に残っている方も少なくないはず。


アーボックの基本データ
【タイプ】どく

【特性】
だっぴ(自分にかかっている状態異常を、毎ターン3割の確率で治す)
いかく(自分が場に出た時、相手の攻撃を1段階下げる)
・[夢]きんちょうかん(自分が場にいるとき、相手はきのみが使えなくなる)

種族値】HP60 攻撃85 防御69 特攻65 特防79 素早さ80

こうして数字を眺めてみると、特に突出したステータスがあるというわけではありませんが、実際のところは数字以上のポテンシャルを秘めているのです。

攻撃面では、85という微妙な数字ゆえアタッカーとしてはそれほど高性能とは言えませんので、多彩な補助技を駆使していく耐久型が基本となります。
(覚える攻撃技も、一致の毒はもちろん、草や水、3色キバなどなど多彩ですが。)

また、耐久面では「いかく」によって相対的に物理耐久を高めることができます。
B特化でガブリアスのじしんを耐えることができる、と言えばその硬さが何となくでも伝わるはず。
意外(?)にも防御よりも特防の方が高く、D特化するとランクルスサイコキネシスを確定で耐えるほどです。
元々の数値はB<Dですが、「いかく」によってこの不等号は逆転します。そのため、H-Dベースで努力値を振るのがよいと思います。後々「とぐろをまく」を使えばさらに物理耐久が上がるということもありますし。

私以外ならおそらく見向きもしないであろう特攻についてですが、65と低いとは言え、耐久型にとって喉から手が出るほど欲しい回復技「ギガドレイン」を習得します。また、「アシッドボム」という追加効果の優秀なタイプ一致技も覚えるのでこれらの特殊技は押さえておきましょう。

もう一方の特性「だっぴ」は毎ターン3割の確率で状態異常が治るというもので、カゴのみを持たせず素眠りをして長居することも可能なので、どちらの特性も耐久型でこそ真の実力を発揮するアーボックにとって非常に有用な特性なのです。
夢特性の「きんちょうかん」は有効な使い道がよく分かりませんが、純粋なアタッカーで育てる際にはこれのほうがよいかも?


アーボックの技考察
【物理技】
ダストシュート 毒/威力120(一致180)/命中70/Lv技/30%の確率で相手を毒状態にする。とぐろをまけば命中率の低さを補うことができます。2回まけば事実上必中。
どくづき 毒/威力80(一致120)/命中100/技マシン/30%の確率で相手を毒状態にする。巻かないのであればこちら。
ふいうち 悪/威力80/命中100/遺伝技/先制攻撃(優先度+1)。ただし、相手が攻撃技を選択していないと失敗する。アーボックの唯一の先制技。
かみくだく 悪/威力80/命中100/Lv技/20%の確率で相手の防御を1段階下げる。呼びやすいゴーストやエスパーに刺さります。
ドラゴンテール ドラゴン/威力60/命中90/技マシン/相手の弾き飛ばして控えと強制交換。優先度-6。麻痺のバラマキに最適な技。
じしん 地面/威力100/命中100/技マシン/通常攻撃。毒の効かない鋼対策。
いわなだれ 岩/威力75/命中90/技マシン/30%の確率で相手をひるませる。「へびにらみ」と併せて「まひるみ」もできたりします。
ほのおのキバ 炎/威力65/命中95/Lv技/10%の確率で相手をひるませる。また、10%の確率で相手をやけど状態にする。
かみなりのキバ 電気/威力65/命中95/Lv技/10%の確率で相手をひるませる。また、10%の確率で相手をまひ状態にする。
こおりのキバ 氷/威力65/命中95/Lv技/10%の確率で相手をひるませる。また、10%の確率で相手をこおり状態にする。
 3色キバは4倍弱点狙い。ただし、「こおりのキバ」はタイプ相性的に難あり。
タネばくだん 草/威力80/命中100/教え技/通常攻撃。4倍弱点ピンポイント。読まれにくいと思います。


【特殊技】
アシッドボム 毒/威力40/命中100/Lv技/相手の特防を2段階下げる。
ギガドレイン 草/威力75/命中100/教え技/与えたダメージの半分だけ回復する。
 低い特攻は「アシッドボム」で補えます。連打するだけで相手にプレッシャーをかけられるので交代を誘ってまひを撒いたり、特防ががくーんとさがったところを「ギガドレイン」で吸ったり。

【変化技】
へびにらみ 命中90/Lv技/相手をまひ状態にする。アーボックの最重要補助技。
すりかえ 遺伝技/自分の道具と相手の道具を交換する。こだわり系や「くろいヘドロ」などを押しつけるために。
とぐろをまく Lv技/自分の攻撃と防御と命中率を1段階ずつ上げる。ダストシュートの威力と命中率を両方上げられるのはうれしい。
かなしばり 遺伝技/直前に相手が出した技を4ターンの間使えなくする。
みがわり 技マシン/自分の最大HPの1/4を削って分身を出す。
 「みがしば」もできますが、若干遅い。
ねむる 技マシン/HPと状態異常を全て回復し、2ターンの間眠り状態になる。積んだ後の回復手段。特性が「だっぴ」なら素眠りOK。
うらみ 遺伝技/相手が最後に出した技のPPを4減らす。ちょっとマニアックな技。ポイントマックスを使っていない相手を後悔させよう。


▼私のアーボック育成記録
(1)とぐろ型

努力値:252-0-0-0-252-0
完全HD特化。元々の耐久種族値がお世辞にも高いとは言えないのでがっつり努力値を耐久に割かねばならず、1回とぐろを巻いただけでは火力が乏しい。2回、3回と積んで初めてようやく攻撃のスタートラインに立てる感があり、その前にあっさりと突破されてしまうことも多々あるので扱いが難しい。ハマれば強いんですけどね。

【ダメージ計算 アーボック防御側】
・A特化いのちのたま持ちローブシンストーンエッジ
 ブシンA-1で46.7%~55%(乱数2発)
 ブシンA-1かつアーボックB+1で31.1%~37.1%(乱数3発)
・C特化エンペルトハイドロポンプ
  
  50.2%~59.8%(確定2発)
  目安としてC110以上の一致威力120技持ちの前で悠長に積むことはできない、と心得るべし。
・C補正なし252振りウルガモスサイコキネシス
  C+1で80.2%~94.6%(確定2発)
  実質威力は抜群サイキネ=タイプ一致だいもんじ=180であるが、ダメージ計算をすると「だいもんじ」が79%~93.4%と若干サイキネよりも少ない。HP実数値にして2の違い。
【ダメージ計算 アーボック攻撃側】
ダストシュート
 vsウォッシュロトム(HP252振り)
  A+1で53.5%~63.6%(確定2発)
じしん
 vsエンペルト(HP252振り)
  A+1で57.5%~68%(確定2発)


(2)まひ撒き型

努力値:204-0-252-0-0-52
まひ撒き要因。アシッドボムで圧力をかけて交代をさそいます。様子を見てギガドレで回復したり、ヘドロを押しつけたりします。ドラテで引っかき回すのはよくあるパターンなので一風変わった特殊技を使った戦法を採用してみました。


(3)アタッカー型 vsガブリアス

努力値:4-252-252-0-0-0
どうしてもガブリアスを倒したくて考え出したこの型。「ふうせん」を持たせることで相手の「じしん」を回避します。初手「へびにらみ」を選択。1段階下がったAからの「A特化ハチマキげきりん」は81.6%~97%のダメージで確定耐え。返しの「こおりのキバ」が71.7%~84.7%のダメージ。仮に「へびにらみ」を外したとしても「ふいうち」が21.1%~25.5%のダメージなので倒せる可能性はあります。



アーボックの育成考察・記録は以上です。ご覧いただきありがとうございました。
「こんなアーボック育てました報告」、お待ちしております。


最終更新日:2013/8/13