【育成考察&記録Vol.7】ダストダスのお話【毒統一ORAS】

こんにちは。
今回はみんな大好きダストダスの育成考察と記録です。
その奇抜な見た目に一目ぼれしたトレーナーも多いとか。
「本当の意味でゴミポケ」と揶揄されていますが、ダストダスは図鑑の分類上「ゴミすてばポケモン」なので、ゴミじゃないです(ツッコミどころそこかよ


ダストダスの基本データ
【タイプ】どく

【特性】
・あくしゅう 
相手にダメージを与えた時、10%の確率でひるませる

くだけるよろい 物理技を受けると防御が1段階下がる代わりに素早さが1段階上がる

・[隠]ゆうばく 接触技を受けて瀕死になったとき、自分の最大HPの1/4のダメージを相手に与える

種族値
HP80 攻撃95 防御82 特攻60 特防82 素早さ75


種族値をみると、特に突出したものもなく、平凡な数字です。なんとなくベトベトン種族値を一回り小さくしたような感じですが、素早さがまあまあ高いのが救い。

耐久はそんなに低くは無く、積み技も覚えるので、耐久型でも運用できます。

毒統一に組み入れる分には(ネタ的にも)いいのですが、普通のパーティの場合は、はっきり言って微妙感が否めません。取り立てて採用する理由が見当たりません。でも可哀そうなので誰か使ってあげてください(懇願)。

特性をそれぞれ解説していきます。
まず、「あくしゅう」。第5世代より10%のひるみ効果が追加されたので、少なくとも「死に特性」ではなくなりました。比較的速いので発動の機会が多く、積み技「ロックカット」でさらに素早さを伸ばしたり、連続技「ロックブラスト」で確率を上げたりできるので、ダストダスにとっては有用であると思います。

くだけるよろい」は物理技を受けた時、防御が1段階下がり、素早さが1段階上がるというもの。「じしん」などの非接触技を受けても発動します。耐えるかどうかは別問題。
調整次第では抜ける相手が増え、行動回数も増える反面、連続技に弱いという欠点もあり、一長一短といったところでしょう。当然、耐久型にこの特性を採用してはダメです。

夢特性ゆうばく」は、接触技を受けて瀕死になった時に最大HPの1/4を与えるというもの。接触技は物理ばかりですが、中には「くさむすび」などの特殊技も含まれています。1/4ダメージが入ることは、決定力にやや欠けるダストダスにとってはありがたい。これはスカタンクにも言えます。ちなみに、お互いラス1の場面では、こちらが瀕死になった瞬間に「ゆうばく」が発動し、先に相手が倒れるのでこちらの勝ちとなります。こういう勝ち方をしたときのドヤ顔感が半端ない。素早さを活かさない戦法を用いるならこの特性がおすすめです。

ダストダスの技考察
【物理技】
ダストシュート /威力120(一致180)/命中80/Lv技/30%の確率で相手を毒状態にする。
残念ながら「どくづき」を覚えないため、毒物理技はこれだけ。よって、おのずとメインウェポン確定です。6世代で命中率が上がったのが救い。

ドレインパンチ 格闘/威力75/命中100/教え技/相手に与えたダメージの半分を回復する。
岩・鋼対策に。耐久型のHP回復源にもなります。

タネばくだん 草/威力80/命中100/教え技/通常攻撃。
地面への有効打となります。

ロックブラスト 岩/威力25(×2~5)/命中90/遺伝技/2~5回連続で攻撃する。
「あくしゅう」との相性が良い。5回当てれば41%の確率で怯ませることができます。2回でも19%。

ひるむ確率の計算式は1-(9/10)^当てた回数で表されます。

しっぺがえし 悪/威力50/命中100/技マシン/後攻時、威力が2倍の100になる。
「のろい」と併用
は有名ですね。ダストダスよりも速いゴーストタイプは多くいるので単独使用でも問題はないと思います。

だいばくはつ ノーマル/威力250/命中100/技マシン/使用後、自分は瀕死になる。
「どくびし」をまくなどの役割を終えた後の一撃。ジュエルを持たせて底上げしたい。1.3倍になったのはつらい。

おんがえし ノーマル/最大威力102/技マシン/命中100。
同じ毒タイプに有効な技がほかに特にないので、あればなにかと便利。

のしかかり ノーマル/威力85/命中100/Lv技/30%の確率で相手をまひ状態にする。
候補に挙がった理由は上記「おんがえし」と同様。また、追加効果のまひと特性「あくしゅう」を組み合わせて「まひるみ」もできます。


【特殊技】
ヘドロウェーブ /威力95(一致142)/命中100/技マシン/10%の確率で相手を毒状態にする。
ヘドロばくだん /威力90(一致135)/命中100/Lv技・技マシン/30%の確率で相手を毒状態にする。
プレーヤーの好みで選択してください。

ベノムショック /威力65(一致で97)/命中100/技マシン/相手が毒・猛毒状態の時、威力が2倍の130(タイプ一致で195)になる。
事前に誰かが毒を撒いておくなら。

アシッドボム /威力40(一致で60)/命中100/Lv技/相手の特防を2段階下げる。
火力増強のためには必要です。

クリアスモッグ /威力50(一致75)/命中必中/Lv技/相手の能力変化を元に戻す。
ダストダスを見て積みの起点にする相手を詰みにしよう。必中なので回避率を上げまくる相手には非常に有効です。


ゲップ /威力120(一致180)/命中95/Lv技/きのみを消費した次ターンから使える。
持ち物の制約はありますがそれなりに強力な一撃を浴びせられます。

きあいだま 格闘/威力120(一致180)/命中70/技マシン/10%の確率で相手の特防を1段階下げる。
岩・鋼対策になります。

サイコキネシス エスパー/威力90/命中100/技マシン/10%の確率で相手の特防を1段階下げる。
毒タイプへ有効。ベトベトンは覚えません。

ギガドレイン 草/威力75/命中100/教え技/相手に与えたダメージの半分を回復する。地面タイプへ有効。
耐久型の回復源にもなります。

あくのはどう 悪/威力80/命中100/教え技/20%の確率でひるませる。
苦手なエスパーに刺さります。

10まんボルト 電気/威力95/命中100/技マシン/10%の確率で相手をまひ状態にする。
4倍弱点ピンポイント。「かみなり」は覚えません。

めざめるパワー 威力60/命中100/技マシン
狙うタイプは氷か炎になるでしょうか。

ベトベトンが覚えてダストダスが覚えられないのが炎技。これはめざパに頼らざるを得ません。逆にダストダスが覚えてベトベトンが覚えられない技がサイコキネシスなので、これを入れることで差別化としたいところです。

【変化技】
ロックカット 技マシン/自分の素早さが2段階上がる。
素早さを上げた後は「ロックブラスト」でひるみを狙ったり。

どくどく 毒/命中90/技マシン/相手を猛毒状態にする。
耐久型のダメージソースとして。

どくびし Lv技/相手がポケモンを出すと毒状態にする。2回使えば猛毒状態。
まきびし 遺伝技/相手がポケモンを交代する度にダメージを与える。1回撒くと最大HPの1/8、2回3回と増えるとダメージも1/6、1/4と増えていく。
両技とも行動回数を稼ぐべく特性は「くだけるよろい」にするとよいです。2回以上撒こうと思えばできますが、こういった技は「きあいのタスキ」や「がんじょう」潰し的な意味合いが強いので、1回でとどめ、「だいばくはつ」で散った方がよいです。

たくわえる Lv技/自分の防御と特防が1段階ずる上がる。3回まで使用可。
のろい 遺伝技/自分の素早さが1段階下がる代わりに攻撃と防御が1段階ずつ上がる。
ドわすれ Lv技/自分の特防が2段階上がる。
積み技は以上の3つです。用途に合わせて選んでください。

いわみわけ 教え技/相手と自分の残りHPを足して、それを半分にしてお互いに分ける。
回復しつつダメージを与えます。HP種族値がやや高いダストダスにはちょっと非効率ですが、割く努力値を少なくするなどの工夫で気にならなくなるでしょうか。

リサイクル Lv技/持っていた道具を使っても、もう1度使えるようになる。
レベルアップでせっかく覚えるので何とか活かしてみたい、と思って候補に挙げました。「ねむカゴリサイクル」とかいろいろな可能性がありますかね・・・。


▼私のダストダス育成記録
(注)ここに掲載していたダメージ計算は全て削除しました。また、コメントも基本的に5世代の流用なので、今の世代にはそぐわない記述もありますので予めご了承ください。

(1)ロックカット怯み狙い型

努力値:148-252-0-0-0-108
私の場合、1回「ロックカット」を積んで最速アギルダー抜き調整をしていますが、お好みで変えてください。攻撃に全振りし、残りをHPに回しています。いわゆる「まひるみキッス」を逆にひるませるのが楽しいです。ロックブラストの威力を底上げするため「かたいいし」を持たせていますが、たまに「ノーマルジュエル」に変えています。第4世代までと比べて実質威力が落ちたとはいえジュエル込みだとなお脅威です。ダストシュートはこの子の主力技。頼むから外すなよ?

(1)’ ロックカット怯み狙い型ORAS

努力値:200-252-0-0-0-52
素早さに割く努力値を少々削り、HPに回してみました。持ち物は5世代同様、「かたいいし」が多いですが、ダストダス統一ではキャプチャ画面の通り、「オボンのみ」を持たせています。

(2)ハチマキ型

努力値:4-252-0-0-0-252
せっかくBW2で教え技が解禁されたので、「ドレインパンチ」と「タネばくだん」を採用したフルアタ型を育成してみました。特にこれら2つの技は今もなお読まれないので使いやすいです。
・・・6世代になった今もですね。HP振りメガラグラージに対して相変わらず確1。普通のバンギラスならドレパンで確1がとれますが、メガシンカされると途端に確2になります。

(3)メガネ特殊型

努力値:20-252-0-0-0-236
意外性抜群の特殊型。ベトベトンとの差別化のために「サイコキネシス」は必須です。「こだわりメガネ」を持たせない場合は「アシッドボム」を入れて火力補強するのがよいでしょう。上記のダストダスは素早さ個体値が23とやや低いので全振りしても特性発動で115族までしか抜けませんが、Vであれば120族を抜くことができます。しかし、115族には連続技持ちのエテボースチラチーノ、120族にはダグトリオなどといった分の悪いポケモンたちがいるので彼らを相手にすることは想定せず、あえて低個体値で妥協しただけでなく、112族(ペンドラーブニャット)抜き調整にとどめています。

(4)撒き爆発型

努力値:24-252-0-0-0-232
結構昔に育成したのでどういう調整をしたのか忘れてしまいましたが、計算したところ「くだけるよろい」が発動するとS実数値が204になるようです。130族が抜けるのは分かりますが、なぜ204なのだろう。130族抜き抜き抜き抜きってやつですかね。
この子の役割はズバリ、「撒いて爆ぜる」。「まきびし」も入れたかったのですが、タマゴ技であることを知らなかったので…。てっきりLvアップで覚えるのかと思っていました(だって「どくびし」はLvアップで覚えるからさ…)。

(5)両刀スカーフ型

努力値:0-0-0-252-0-252
専ら種族統一用に使っています。低い特攻を底上げするために、Aを捨ててCに全振り。火力が足りず全く削れないこともあろうかと思いますが、スカーフで上から殴ることになるので10%のひるみにかけます。
6世代の種族統一では全然使用していないどころか、BW2に置き去りにしています。またいつか。

(6)耐久リサイクル型①

努力値:252-0-252-0-0-0

(7)耐久リサイクル型②

努力値:252-0-4-0-252-0

どちらも5世代の種族統一でよく使用していました。


(8)耐久リサイクル型③ ~まとわりつく~

努力値:252-0-0-0-196-60
今世代お気に入りの技「まとわりつく」を活かした戦法。
詳しくはこちらを!

(9)のろい積みアタッカー型

努力値:248-0-8-0-252-0
「のろい」で攻撃と防御を上げてから反撃に出ます。回復手段は毎ターンの「くろいヘドロ」及びドレインパンチ。岩や鋼で止まらずに済みます。ゴースト対策も万全。それにしても、「どくづき」が覚えられないのは非常に悔やまれます。何のためにその手はあるんだよ突いてくれよ

(10)まひるみ型

努力値:252-252-0-0-0-4
「のしかかり」以外にも相手をまひにさせる技はあります。それが、「でんきだま」を「なげつける」。持ち物は固定化されますが、確実にまひさせることができますし、余裕があるならリサイクルで拾って別のポケモンをまひさせることもできます。
今作で猛威をふるっている(というほどではないですが)「はたきおとす」をされると何もできなくなるのがつらいですね。ちなみにリサイクルで拾うことはできません。

番外編 (11)ホミカちゃんのダストダス

努力値:4-252-0-252-0-0
アニメで登場したホミカちゃんのダストダスの技構成を完全再現。なお、性格・持ち物・特性は私が勝手に決めました。実は連続技はロクブラだけではないんですよね。「おうふくビンタ」との相乗効果を狙って特性は「あくしゅう」にしました(しかしSは無振りである)。

以上でダストダスのお話はおしまいです。ご覧いただきありがとうございました。
くれぐれも「ゴミッ○キー」のようなNNをつけないように。
ハハッ


記事更新日:2013/4/13
最終更新日:2015/7/4