【育成考察&記録Vol.4】アリアドスのお話【毒統一7th】
皆さんこんにちは。
育成考察&記録の第4回目はアリアドスです。
▼アリアドスの基本データ
【タイプ】
どく/むし
【特性】
・むしのしらせ HPが1/3以下になると虫タイプの技の威力が1.5倍になる
・ふみん 眠り状態にならない
・[隠]スナイパー 自分の攻撃が相手の急所に当たると、ダメージが通常の1.5倍ではなく2.25倍になる
【種族値】
HP70 攻撃90 防御70 特攻60 特防70 素早さ40(合計400)
アリアドスはしばしば、「不遇ポケモン」というカテゴリに分類されます。
低種族値だとか、他のポケモンの下位互換だとか、技が貧弱だとか、そういった理由から対戦では活躍し辛いポケモンのことを一般的に指すようです。
「不遇」という言葉を辞書でひくと、「才能を持ちながらもめぐりあわせが悪くて世間に認められないこと」と書いてあります。
すべてのポケモンには才能があるはずです。他のポケモンにはできないことができるのであればそれこそが才能です。それを我々は見過ごしているだけです。その才能を引き出すのがポケモントレーナーとしての使命だと思います。
と、なんともえらそうなことを書いてみましたが、では、具体的にアリアドスのどんな点が不遇なのでしょうか。やはり何かに見劣りしているのでしょうか。
確かに、ペンドラーとタイプ・特性(むしのしらせ)が被っている上、ペンドラーのほうがHP以外全てのステータスにおいて上位だし、覚える技もたくさんあります。「じしん」も「いわなだれ」も習得できるので範囲がとても広いです。でもアリアドスには「ふみん」という特性がありますし、何より先制技が2つも習得できるのが大きな強みであり、それが生命線と言えそうです。
しかし、世代を追うごとにその不遇っぷりは解消されつつあります。むしろ、今や(少なくとも毒統一においては)第一線で活躍をしてくれる心強い存在になっています。
本記事を初めて投稿したのは第5世代BW2の時期ですので、ようやく「シザークロス」を習得したところです。その後第6世代に突入し、ついに念願の「メガホーン」を習得しました。これでようやくペンドラーと同火力が出せる・・・! と思いきや当のペンドラーは攻撃種族値が+10され100になる。追いつき、追い越せ。
それだけではありません。「ねばねばネット」という新しい設置技を習得しました。これは、相手が交代で出てきた接地しているポケモンの素早さを1段階下げるというものです。鈍足のアリアドスにとっては非常に嬉しい技であり、後続サポーターとしての役割に更に磨きがかかります。
第7世代になっても勢いは止まりません。種族値の上方修正が行われ、特防が10上がって70になりました。合計種族値は390→400。百の位が1違うだけでものすごくパワーアップしたような錯覚に陥りますね。
また、新技にして専用技である「どくのいと」を習得したほか、「きゅうけつ」や「とどめばり」の大幅強化、さらに「つるぎのまい」「きあいだめ」の新規習得もあり、技の面でもますます充実してきています。
特性は隠れ特性を含め全部で3つあります。
「むしのしらせ」は虫タイプによく見られる特性で、HPが3分の1以下になると虫タイプの技の威力が1.5倍になるという効果があります。今となっては虫タイプの技は様々取り揃えているので、鈍足ということもあり後攻大ダメージが期待できます。仮に落としきれないことがあっても先制技さえ入れておけばさらに有利な展開に持っていけます。
「ふみん」は眠り状態にならないというもので、同効果の「やるき」を含め毒タイプおよび虫タイプの中でも他にこれらの特性を持っているポケモンは存在しません。ゆえに毒統一・虫統一においては催眠技対策として非常に重要な立ち位置を担います。
また、毒タイプであるため当然毒・猛毒状態になることもないので、かかりうる状態異常といえば麻痺だけ。それに昨今の麻痺の弱体化と元々の足の遅さから、麻痺状態すらそれほど大きな痛手とはならず、総じて状態異常に強いポケモンとなります。
隠れ特性は「スナイパー」。急所に当たると通常の1.5倍ではなく2.25倍のダメージを与えるものです。急所に当たりやすい技としてタイプ一致である「クロスポイズン」、サブウェポンとして「つじぎり」の2つを覚えます。
この2つの組み合わせ、どこかで見覚えがある・・・? そう、ドラピオンをイメージされた方は多いのではないでしょうか。同じスナイパー特性を持っていながら、どちらの技もタイプ一致で使用することができます。
しかし、ドラピオンと大きく異なるのは先制技が使えること。うまいこと活用して差別化を図りたいところです。
アタッカーとサポート。両方こなせるアリアドス。もう不遇とは言わせませんし私も言いません。
前述の通り、やはりアリアドスをアタッカーとして運用するならば先制技が生命線ということは声を大にして言いたいことですね。
COLUMN 【※第5世代用】
~スナイパーならやっぱり「するどいツメ」や「ピントレンズ」?~
「するどいツメ」や「ピントレンズ」を持たせて「つじぎり」など急所に当たりやすい技を打つと、1/4の確率で急所に当てることができます。
逆に、4回に1回しか急所に当たらないというネガティブな捉え方もできます。何となくですが「いのちのたま」などの火力増強アイテムを持たせた方がいいのではと思えてきます。
そこで、様々なアイテムを持たせたときの「『つじぎり』の威力の期待値」を計算して確認してみることにします。
参考までに、「つじぎり」は悪タイプ、威力70の物理技です。
(1)何も持たないときの威力の期待値(急所ランク+1)
このときは1/8の確率で急所に当たるので、
(7/8)×70+(1/8)×(70×3)=87
(2)「するどいツメ」「ピントレンズ」を持たせた時の威力の期待値(急所ランク+2)
このときは1/4の確率で急所に当たるので、
(3/4)×70+(1/4)×(70×3)=105
(3)「いのちのたま」(威力×1.3)を持たせた時の威力の期待値(急所ランク+1)
このときは1/8の確率で急所に当たるので、
(7/8)×(70×1.3)+(1/8)×(70×3×1.3)=113
ご覧の通り、(3)のケースの方が期待値が高くなりました!
しかし、ピントレンズじゃダメだと言っている訳ではありません。8しか変わりませんし、所詮「期待値」です。強運の持ち主はあえてそういったアイテムを持たせるのもアリですよ!
というのも、今は昔。
スナイパー発動による急所ダメージは2.25倍に引き下げられ、代わりといってはアレですが急所に当てる確率そのものは上昇しています。
こうした現在の状況を踏まえ、上記(1)~(3)を再計算してみましょう。
(1)何も持たないときの威力の期待値(急所ランク+1)
このときは1/8の確率で急所に当たるので、
(7/8)×70+(1/8)×(70×3)=87 <変更なし>
(2)「するどいツメ」「ピントレンズ」を持たせた時の威力の期待値(急所ランク+2)
このときは1/2の確率で急所に当たるので、
(1/2)×70+(1/2)×(70×2.25)=114
(3)「いのちのたま」(威力×1.3)を持たせた時の威力の期待値(急所ランク+1)
このときは1/8の確率で急所に当たるので、
(7/8)×(70×1.3)+(1/8)×(70×2.25×1.3)=105
・・・逆転しましたね。
なかなか面白い結果になりました。
なお、『スピアーのお話』にて第6世代以降の急所ランクのシステムの説明をしていますので、併せて読んで頂ければ幸いです。
▼アリアドスの技考察
【物理技】
技 | タイプ | 威力<一致> | 命中率 | 習得方法 | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
解説 | |||||
メガホーン | 虫 | 120<180> | 85 | 遺伝技 | (通常攻撃) |
第6世代で悲願の習得。今となってはアリアドスの一級主力技です。 | |||||
シザークロス | 虫 | 80<120> | 100 | 技マシン | (通常攻撃) |
「きゅうけつ」の威力上昇により完全に下位互換と化しました。BW2時代のメインウェポンも、今や使われることはない・・・。 | |||||
ミサイルばり | 虫 | 25<37> ×2回~5回 |
95 | Lv技 | 2回~5回連続攻撃する。 |
ヒット回数にムラがありますが、「みがわり」貫通に一役買ってくれます。また、特性が「スナイパー」であればそれだけ急所に当てる可能性も高くなります。 | |||||
ダブルニードル | 虫 | 25<37> ×2回 |
100 | 遺伝技 | 2回連続攻撃する。20%の確率で相手を毒状態にする。 |
虫タイプの技にして毒状態にすることがある珍しい技。「ミサイルばり」に比べ攻撃回数は少ないですが、「むしのしらせ」適用時には低耐久エスパー・悪タイプに対しては充分な力を発揮します。 | |||||
むしくい | 虫 | 60<90> | 100 | 6th教え技 | 相手が「きのみ」を持っている場合、奪って自分で使用する。 |
第7世代での仕様変更により「フィラのみ」シリーズの使用頻度は高くなりましたが、性格がミスマッチしていると混乱状態になりかねないので、少々使うのが怖い技になってしまいました。 なお、BWまではこれが虫タイプの主力技だったんですね・・・。 |
|||||
きゅうけつ | 虫 | 80<120> | 100 | Lv技・技マシン | 与えたダメージの半分だけ自分のHPを回復する。 |
第7世代で大幅強化を受けたこの技。回復できる点において「シザークロス」の上位互換になります。 | |||||
とどめばり | 虫 | 50<75> | 100 | Lv技 | この技で相手を倒すと、自分の攻撃が3段階上がる。 |
こちらも7世代で大幅強化。ただし鈍足なため非常に使いづらいです。 | |||||
どくづき | 毒 | 80<120> | 100 | 技マシン | 30%の確率で相手を毒状態にする。 |
毒技の主力技。「スナイパー」でもない限り通常はこちらを選択します。 | |||||
クロスポイズン | 毒 | 70<105> | 100 | Lv技 | 急所に当たりやすい(急所ランク+1)。 |
特性が「スナイパー」の場合、こちらで急所を狙っていきます。 | |||||
つじぎり | 悪 | 70<105> | 100 | 遺伝技 | 急所に当たりやすい(急所ランク+1)。 |
ゴーストタイプへの唯一の有効打かつ「スナイパー」の優秀なサブウェポンとなります。 | |||||
ふいうち | 悪 | 70 | 100 | Lv技 | 先制攻撃(優先度+1)。ただし、相手が攻撃技を選択していなければ失敗する。 |
第7世代での威力低下を受けるもやはりアリアドスの重要技のひとつです。読みさえ冴えていれば非常に有益に働きます。 | |||||
かげうち | ゴースト | 40 | 100 | Lv技 | 先制攻撃(優先度+1)。 |
第二の先制技。こちらは「ふいうち」とは違って気軽に使えます。 | |||||
おいうち | 悪 | 40(相手交代時80) | 100 | 遺伝技 | 相手が交代する時に選択すると威力が倍になる。 |
「ふいうち」警戒のエスパータイプに当てられればおいしい。他に例えば第7世代で新規習得した「こわいかお」「どくのいと」による素早さダウンを嫌ってひっこめようとする相手に打つなど考えられます。 | |||||
イカサマ | 悪 | 95 | 100 | 6th教え | 自分の攻撃力ではなく、相手の攻撃力でダメージ計算を行う。 |
「いばる」とセットで使いたい。相手次第ではありますが、攻撃無振りでも通用するのでその分耐久に回せます。 | |||||
あなをほる | 地面 | 80 | 100 | 6th技マシン | 1ターン目で地面に潜り、2ターン目で攻撃する。 |
当記事を7世代向け更新する前は欄外に記載していましたが、Zワザの登場により今までよりかは採用価値が見出せるようになったかと思います。威力160の「ライジングランドオーバー」となり、自身と同じ毒タイプに対して有効です。 | |||||
スマートホーン | 鋼 | 70 | 必中 | 技マシン | 必ず攻撃が当たる。 |
第7世代登場の新技。覚えるので一応技考察欄に入れてみましたが、役立つ場面といえば対ちいさくなるピクシーくらいでしょうか。数少ない岩タイプへの有効打ではありますが、無理は禁物。 |
【特殊技】
技 | タイプ | 威力<一致> | 命中率 | 習得方法 | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
解説 | |||||
ナイトヘッド | ゴースト | 100 | Lv技 | 自分のレベルと同じ分だけダメージを与える。 | |
レベル50ならば50固定ダメージです。ノーマルには効きませんが、耐久型やサポート型においては安定してダメージを与えられます。 |
▼以下、「AC種族値60以上なら何とかやれる」という持論のもと、ほとんど見向きもされないであろう特殊技まで紹介してしまいます。
特殊になると、途端に範囲が広がります。
※【第7世代】特にサイコキネシスや草技など、物理にないタイプの技はZワザでの運用が有力です。
技 | タイプ | 威力<一致> | 命中率 | 習得方法 | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
解説 | |||||
シグナルビーム | 虫 | 75<112> | 100 | 遺伝技 | 10%の確率で相手を混乱状態にする。 |
残念ながら「むしのさざめき」を覚えません。追加効果への期待薄もあり外しても問題なしか。 | |||||
ヘドロばくだん | 毒 | 90<135> | 100 | 技マシン | 30%の確率で相手を毒状態にする。 |
毒タイプの主力技。追加効果の確率が優秀です。 | |||||
ベノムショック | 毒 | 65<97> 相手毒:130<195> |
100 | 技マシン | 相手が毒・猛毒状態の時、威力が倍になる。 |
相手が毒・猛毒状態の場合に限りますが、「ヘドロばくだん」を超える威力を発揮します。 | |||||
サイコキネシス | エスパー | 90 | 100 | Lv技 | 10%の確率で相手の特防を1段階下げる。 |
物理型にラインナップのないタイプの技は貴重です。特に対ゲンガーで役立ちそうです。 | |||||
ギガドレイン | 草 | 75 | 100 | 6th教え技 | 与えたダメージの半分を回復する。 |
こちらも物理にはないタイプで、例えばラグラージなど草4倍属に有効です。 | |||||
ソーラービーム | 草 | 120 | 100 | 技マシン | 1ターン目に溜めて2ターン目に攻撃する。天候が晴れの時、1ターン目から攻撃できる。 |
ターン数はかかるも「ギガドレイン」よりも遙かに威力は出ます。誰かに晴らしてもらうか「パワフルハーブ」を持たせるかが基本的戦法として考えられますが、加えてZワザも検討したいところです。 | |||||
エレキネット | 電気 | 55 | 95 | 6th教え技 | 相手の素早さを1段階下げる(全体)。 |
ダブルバトルやマルチバトルで効果を発揮します。準速100族と同速になります。 | |||||
めざめるパワー | 60 | 100 | 技マシン | 個体値によってタイプが変わる。 | |
有力候補は氷や炎。 |
【変化技】
技 | タイプ | 命中率 | 習得方法 | 説明 |
---|---|---|---|---|
解説 | ||||
どくどく | 毒 | 必中 | 技マシン | 相手を猛毒状態にする。 |
耐久型に欲しい技です。 | ||||
どくのいと | 毒 | 100 | Lv技 | 相手の素早さを1段階下げ、さらに毒状態にする。 |
第7世代の新技で、なおかつアリアドス系の専用技であります。「どくのこな」と「いとをはく」を合体させたようなイメージです。 また、Zワザ化すると自身の素早さが1段階上がるので、素早さ操作性能は抜群。 ちなみに相手が鋼タイプであっても素早さを1段階下げる効果は掛かります、 |
||||
ねばねばネット | 虫 | Lv技 | 交代で出てきた相手の素早さを1段階下げる。 | |
アリアドスの重要補助技のひとつに数えられます。浮いているポケモンには無効ですが、特にマルチバトルにおいては絶大な効果を発揮する技です。 | ||||
まもる | ノーマル | 技マシン | そのターンの攻撃を防ぐが連続で使用すると失敗しやすい。 | |
「どくどく」と併せて”どくまも”として。 | ||||
みがわり | ノーマル | 6th教え技 | 自分の最大HPの1/4を削って分身を出す。 | |
「かなしばり」と併せて”みがしば”として。 | ||||
クモのす | ノーマル | Lv技 | 相手を逃げられなくする。 | |
クモポケモンならではの技ではありますが、使いどころが難しいです。有利対面で逃がすことなく積み技で整えられたらうれしいのですが。 | ||||
こうそくいどう | エスパー | Lv技 | 自分の素早さを2段階上げる。 | |
最速アリアドスが1回積めばその実数値は202で、130族をも抜き去ります。 | ||||
つめとぎ | 6th技マシン | 自分の攻撃と命中率を1段階ずつ上げる。 | ||
最近では「メガホーン」を習得したので命中率を上げる意味がようやくできました。 | ||||
かげぶんしん | ノーマル | 技マシン | 自分の回避率を1段階上げる。 | |
運ゲー好きな方へ。 | ||||
つるぎのまい | ノーマル | Lv技 | 自分の攻撃を2段階上げる。 | |
7世代で新規習得。攻撃を上げる手段「つめとぎ」が前作限定になってしまった代わりに強力な積み技が追加されました。 | ||||
きあいだめ | ノーマル | Lv技 | 自分の攻撃が急所に当たりやすくなる(急所ランク+1)。 | |
こちらも7世代にて新たに習得しました。「スナイパー」との相性良し。 | ||||
バトンタッチ | ノーマル | 6th教え技 | 自身の能力変化を交代先の味方に引き継ぐ。 | |
先述の各種積み技をした後、味方に引き継ぎます。 |
▼私のアリアドス育成記録
(1)どくまも型
努力値:252-0-4-0-252-0
たまたま生まれた色違い。毒々しい体色が好きです。
持ち物は他のポケモンとの兼ね合いで「たべのこし」か「くろいヘドロ」のいずれかを選択。
HPの個体値が低いですが、せっかくの色違いなので。HD特化すると、C補正のないエーフィのサイコキネシスなら何とか耐えられます。
【ダメージ計算 アリアドス攻撃側】
・ふいうち
vsエーフィ(HP4振り)
59.5%~70.9%(確定2発)
実数値にして84~100のダメージ。HP4振りエーフィの最大HPは141なので、ナイトヘッド使用後に「ふいうち」で倒そうとすると、91以上のダメージを引く必要があります。
【ダメージ計算 アリアドス防御側】
・C補正なし252振りエーフィのサイコキネシス
85.8%~101.6%(乱数1発 6.3%)
私のこのアリアドスのHP個体値は4~5なので乱1(43.8%)です…。個体値ってやっぱり大切ですね。
(2)スナイパー型
努力値:252-252-4-0-0-0
急所というポケモン界における最強(恐)現象にロマンを求める私はピントレンズ!前述の通り、「クロスポイズン」と「つじぎり」は1/4の確率で急所に当たります。
【スナイパーアリアドスで倒した敵ども】
バンギラス、オノノクス、サザンドラ、シャンデラ、マニューラ ほか多数
H252振りに加えBに4振るだけで「ようきオノノクスのげきりん」を確定で耐えます。「げきりん」を受けて返しのクロスポイズンが急所に入れば当然確1。急所に当たらなくとも再度「ふいうち」で急所を狙うことができます。「げきりん」中は「ふいうち」が100%決まるというのがポイント。
バンギラスとサザンドラは、「ミサイルばり」を5発当て、そのうち2回急所を引いて倒せました。試行回数が多い分、急所に当たる可能性も高くなるのがこの技のいいところ。次回作ではもう少し威力と命中率を上げて欲しいです。
【ダメージ計算 アリアドス攻撃側】
・クロスポイズン
vsオノノクス(HP4振り)
37.5%~44%(確定3発) スナイパー急所で 112.5%~132.8%(確定1発)
・つじぎり
vsシャンデラ(HP252振り)
45.5%~53.8%(乱数2発 35.5%) スナイパー急所で136.5%~161.6%(確定1発)
・ふいうち
vsオノノクス(HP4振り)
28.2%~33.5%(乱数3発 0.1%) スナイパー急所で85.5%~100.6%
・ミサイルばり
vsマニューラ(HP4振り)
21.9%~26%(乱数4発) スナイパー急所で67.1%~79.4%
(3)物理受け型[主にガッサ対策]
努力値:252-0-252-0-4-0
混乱自滅ダメージを最小限に抑えるため、A下降補正の性格を選びました。
キノガッサと対面したとき、「クモのす」でキャッチ。
アリアドスの「ふみん」がどの程度認知されているかは分かりませんが、少なからず「キノコのほうし」を打ってくるプレイヤーはいるはずです。
最近では「テクニガッサ」が流行しているため、ストーンエッジを切った構成のキノガッサが増えたそうです。「マッハパンチ」「タネマシンガン」も1/4に抑えられるのでこれらの技しか出せないうちに「つめとぎ」を積めるだけ積みます。幸いアリアドスはキノガッサよりも遅いため、バトンタッチが後攻となり、交代先のポケモンが傷つくことは免れます。
また、「ナイトヘッド」を入れておくと「ポイヒガッサ」で詰まなくて済みます。
この型の欠点は、ほうしを読んで後出ししてもあまり役に立たないこと。後出し後に「クモのす」を張っても、相手に有効打がなければ引っ込められるので交代先をキャッチすることになります。強引に「つるぎのまい→マッハパンチ」でゴリ押してこようものならラッキーですけど。
(4)両刀型
努力値:0-252-0-252-0-0
まさかのタイプ一致技切り(笑)
仮想敵は以下のダメージ計算に載せたポケモンピンポイントです。これらの他にも低耐久の毒・格闘も視野には入ります。例えばバシャーモの場合、「フレアドライブ」の反動込みで倒せます。
もしも特性が「むしのしらせ」だったら「シザークロス」か「シグナルビーム」を入れていたかもしれません。
【ダメージ計算 アリアドス攻撃側】
・サイコキネシス
vsゲンガー(HP4振り)
66.1%~77.9%(確定2発)
次の「ふいうち」で倒せます。
・エレキネット
vsパルシェン(HP4振り)
1回「からをやぶる」していた場合95.2%~112.6%(乱数1発 75%)
どうせアリアドスだからと悠長に殻を破ってナメてかかる相手にドヤ顔で打ち込むのが気持ちいいです。
vsギャラドス(HP252振り)
43.5%~51.4%(乱数2発 2.7%)
4倍とは言えギャラドスはやはりDが厚いので厳しそう。
・めざめるパワー(氷70)
vsガブリアス(HP4振り)
69.5%~82.6%(確定2発)
「ふいうち」は20.6%~24.4%のダメージ割合なので倒せる確率は五分五分といったところでしょうか。
vsボーマンダ(HP4振り)
77.1%~91.2%(確定2発)
「いかく」が入っても「ふいうち」は16.9%~20.4%のダメージ割合なので倒せないこともない。
(5)先発撒き隊
努力値:252-0-252-0-0-4
「ねばねばネット」「どくびし」といった撒き技を装備し、先発として出てもらいます。最低限の仕事は「ねばねばネット」で交代で出てくる相手の素早さを下げる効果があり、特にマルチバトルでは重宝しています。
「ステルスロック」と同様に相手が「こうそくスピン」をしない限り残り続けるものではありますが、「どくびし」や「まきびし」のように重ね掛けができません。下げられるのは1段階のみです。
一通りの撒き仕事を終えてなお生き残っている場合は攻撃に転じます。
(6)剣舞スナイパー型
努力値:252-252-0-0-0-4
第7世代で新たに習得した「つるぎのまい」によって火力を上げて戦います。
持ち物は不定で、パーティによっては「きあいのタスキ」等の場合もあります。
1回舞っておくと「メガホーン」で無振りガブリアスをピッタリ確定1発で倒せるくらいに強化されます。
「メガホーン」習得と攻撃種族値の上昇の恩恵は大きいのです。
(7)Z毒糸型
努力値:252-0-20-0-0-236
Lv.50時の能力値:177-x-93-x-99-90
第7世代の新技「どくのいと」は相手の素早さを1段階下げるだけでなく、毒状態にもさせる技です。現状アリアドスの専用技となっており、近年のゲーフリのアリアドス愛がものすごく伝わってきます。。この調子でさらなる強化を。
1段階下げるだけでは抜ける相手もさほどいません。ということで、「ドクZ」を持たせてこの技を使ってみましょう。
すると、自分の素早さが1段階上がるという追加効果が得られ、これにより抜ける範囲がぐっと増えるのです。130族をも抜かします(当該ポケモンは130族抜き調整)。
次ターンからは上から「ねばねばネット」を撒くなり固定ダメージ「ナイトヘッド」で安定的に体力を減らしていくか、状況によっては素早さ+1を味方の誰かに引き継ぐことも考えています。
今更ですが。「どくのいと」習得がLv.54ゆえに律儀に54まで上げましたが、「ハートのウロコ」を使えば50で止めてよかったんですよね。
以上でアリアドスのお話はおしまいです。ご覧いただきありがとうございました。
まだまだ可能性を秘めているかもしれないアリアドス。
第6世代では進化したり・・・しないかな(笑)
↑してないよ!(2017年)
記事投稿日:2013/3/16
最終更新日:2017/5/1