究極のビビヨニストを目指して[2014/8/2更新]

みなさんこんにちは。
カロス図鑑を完成させてようやく孵化厳選作業に専念できるかと思いきや、まだまだ”収集癖”は収まっておらず、今度は世界中のビビヨン収集に夢中になってしまいました。
ご存じの通り、ビビヨンは世界各地によってその模様が異なります。同じ日本でも都道府県によって異なります。模様は全部で18種類、中にはハワイ限定のものもあったりするので、すべて揃えるのは至難の業と言えます。

しかし、集めること約1週間。あの手この手で18種類すべての模様のビビヨンを手に入れることができました!!

>>2014年7月7日、GTSでのポケモン交換回数が1億匹を突破した記念として、「ファンシーなもよう」のビビヨンが配信されました!
先月、フランスで配信された「ボールのもよう」を除けば、全世界中のプレイヤーが手に入れることができるビビヨンとしては19種類目となります。
>>2014年8月1日から31日までの期間限定で、日本全国のポケモンセンターにて「ボールのもよう」のビビヨンが配信されました!
これでビビヨンコレクションは20匹目となりました!




多くはGTSを利用して入手しましたが、レアなものほど伝説ポケモンを要求してきます。「伝説を手放すのは最後の最後の手段」と決めていたので、そういった「高レート」の模様に関しては、海外の交換掲示板のビビヨンスレッドに『I'm searching for ~ pattern!』などと書き込んで交換してもらうという奥の手を使いました。
※海外掲示板の活用は相当英語に自信のある方にしかお勧めできません。英語がまあまあ得意だと思っている私でさえも相手の文意を汲み取るのに苦労しました。あらかじめ日本人であることは伝えておいたので、平易な文章で返信してくれたのですが。


▼世界のビビヨンコレクション
※入手困難度は私の独断と偏見です。GTSでの流通量・要求ポケモンから感覚的に決めています。
※色の評し方がまるで「にわか色彩評論家」っぽいのをお許しください。
(1)ひょうせつのもよう(Icy Snow)
生息地域:カナダ・フィンランドノルウェー
入手困難度★★★★☆
雪国を連想させるような、真っ白な羽が特徴的な美しいビビヨン
プレイ人口が少なく、それゆえにGTSでの流通も少ないです。海外の掲示板でノルウェーの方と交渉して入手しました。


(2)ゆきぐにのもよう(Polar)
生息地域:カナダ・ノルウェースウェーデンアメリカ(ニューヨークなどの大西洋側)
入手困難度★★☆☆☆
紺と白のコントラストは自分好み。GTSで見かける機会は多く、比較的手ごろなポケモンと取引されることが多いです。


(3)せつげんのもよう(Tundra)
生息地域:ノルウェー日本(北海道・青森県
入手困難度★★☆☆☆
雪シリーズ3つ目。薄いブルーに白い斑。なんとも落ち着いた感じで、雪がしんしんと降り積もる情景が浮かびます。北海道や青森に住む人が知り合いにいれば楽々入手可能。


(4)たいりくのもよう(Continental)
生息地域:ベルギー・フランス・デンマーク・ドイツ・韓国・スイス・オランダ・ノルウェースウェーデンポーランド・ロシア・アメリカ(コロラド州)・日本(長崎県
入手困難度★★★☆☆
黄色がとても鮮やかに映えます。欧州・アジア・アメリカと広範囲に生息。GTSでの流通量もそこそこ多いです。日本では長崎県ピンポイントで生息していますが、これは鎖国中の江戸時代、唯一長崎県の出島を通じてオランダと交流していたことが由来となっているようです。その証拠に、オランダでもこの模様が生息しています。

(5)ていえんのもよう(Garden)
生息地域:チェコアイルランドニュージーランドポーランド・イギリス
入手困難度:★★★☆☆
大自然と調和した感じの美しい色合いのビビヨン。緑は目に優しい色です。GTSでお目にかかることが結構多いです。


(6)みやびなもよう(Elegant)
生息地域:日本(ほぼ全域)
入手困難度:☆☆☆☆☆
紫は古来から「高貴な色」とされています。聖徳太子が制定した「冠位十二階」の最上位の冠の色は紫でした。
日本の一部地域を除いて、この模様がネイティブカラーです。そのためGTSで流通しているビビヨンの半分以上はこの模様。「Tundra please」と一言添えても送られてくるのはこの模様。すっかり忌み嫌われる存在となり、挙句の果てには「No Purple(むらさきダメ)」が流行語となってしまいました。

(7)はなぞののもよう(Meadow)
生息地域:オーストリア・フランス・ドイツ・イタリア・ルクセンブルグ・イギリス
入手困難度:★☆☆☆☆
何とも可愛らしい、女性的な色合いのビビヨン。「みやび」の次によく見かけます。日本では大阪にのみ生息するという情報が流れていますが、これはガセのようです。

(8)モダンなもよう(Modern)
生息地域:カナダ・アメリカ(本土の内陸部)
入手困難度:★★☆☆☆
サーモンピンクとでも呼ぶのでしょうか、その鮮やかな色にブルーとイエローのアクセントが何ともいえない感じですね。まさに現代的。北米が中心ということで流通量が多く、比較的入手しやすいでしょう。

(9)マリンのもよう(Marine)
生息地域:オーストリア・チリ・フランス・ドイツ・ギリシャ・イタリア・ポーランドポルトガル・スペイン
入手困難度:★★★☆☆
透き通った、そしてどこまでも広がるような海を連想させるブルーカラー。地中海に面した国々を中心に生息。これもGTSでちょくちょく見かけます。

(10)ぐんとうのもよう(Archipelago)
生息地域:ジャマイカプエルトリコセントルシア
入手困難度:★★★★☆
少し暗めの肌色を基調とし、緑の4本のラインがアクセントとなり、その肌色を引き立たせています。「そんな地域でも本当にポケモンが発売されているの?」と思わず疑問。セントルシアなんて初見。実はGTSで意外と目にします。ただし、レアゆえに伝説のポケモンや、現段階で手に入らないポケモンを要求しており、大きな取引障壁が存在。私は海外掲示板にてサウジアラビアの方からいただきました。

(11)こうやのもよう(High Plain)
生息地域:カナダ・メキシコ・アメリカ(太平洋側)
入手困難度:★★☆☆☆
薄い茶色のボディと緑のラインがマッチし、広大な山岳地帯を思い起こさせます。アメリカ中心とだけあってこちらも流通量は多いので入手には困らないでしょう。


(12)さじんのもよう(Sandstorm)
生息地域:ソマリアアラブ首長国連邦
入手困難度:★★★★☆
まさに砂漠に生息していそうな色合い。プレイ人口が少なく、GTSでの流通量もわずか。「ぐんとう」と同様に交換のハードルは高く、こちらも同じサウジアラビアの方からいただきました。気前がいいですね。

(13)たいがのもよう(River)
生息地域:オーストラリア
入手困難度:★★☆☆☆
険しい岩肌の間を流れる大きな川を連想します。オーストラリア一国のみの出現ですが、GTS流通量は結構多く、容易に手に入ります。


(14)スコールのもよう(Monsoon)
生息地域:香港・インド・日本(沖縄県
入手困難度:★★☆☆☆
白・グレー・黒というグラデーション的な色使いによって、穏やかな天候から段々と激しい風や雷雨への変化を表しているかのように感じます。日本では沖縄にのみ生息しており、流通量はやや多めでした。

(15)サバンナのもよう(Savannah)
生息地域:ブラジル・ペルー・ウルグアイ
入手困難度:★★★☆☆
ブラジルらしく陽気な感じが伝わってくる色合いですね。GTSではそこそこお目にかかる模様です。



(16)たいようのもよう(Sun)
生息地域:メキシコ
入手困難度:★★★★☆
燦然(さんぜん)と輝く太陽がまぶしい、そんな色使いのビビヨンです。メキシコのみということで流通量はやや少なめで、交換のハードルも高いです。


(17)オーシャンのもよう(Ocean)
生息地域:アメリカ(ハワイ州
入手困難度:★★★★★
水平線から太陽が昇る様子がそのまま模様になったビビヨン。ハワイ限定なので極めて入手困難です。GTSではちらほらと見かけますが、交換条件が厳しく、こちらも掲示板を利用してゲットしました。サウジアラビアの人ありがとう。

(18)ジャングルのもよう(Jungle)
生息地域:コロンビア・マレーシア・パナマシンガポール
入手困難度:★★★☆☆
じめじめとした沼地を連想させる色合いです。生息地域の割に意外とGTSで見かける機会は多く、比較的手ごろなポケモンを要求してくるので入手困難度は★3つとしましたが、私はシンガポールの方から直接交換していただきました。

(19)ファンシーなもよう(Fancy)
2014年7月8日から31日までの限定配信。
「ファンシー」を辞書でひくと、「幻想」だとか「奇抜」だとか出てきますが、どっちも当てはまりそうな感じですかね。草むらに白と赤と紫の花が咲いているような絵に見えます。「ていえん」とはまたちょっと違った、自然を感じさせる模様ですね。

New!(20)ボールのもよう(Poké Ball)
2014年8月期間限定配信。モンスターボールデザインのポケモンとしてはビリリダママルマインタマゲタケモロバレルに次ぐ5匹目。ちなみにフランスで配信されたボールのもようのビビヨンはプレシャスボース入りですが、日本ではちゃんとモンスターボールに入っています。



いかがだったでしょうか。お気に入りの模様はありましたか?

最後に、効率良くビビヨンを集めるちょっとしたコツのようなものをお教えします。

GTSにおける交換、特に珍しい模様のビビヨンを巡っては一刻を争う熾烈な競争が繰り広げられています。検索結果に表示された要求ポケモンがせっかく出せるポケモンだったのに、「このポケモンは既に交換されていました」と表示されてしまった、という経験があることと思います。どのポケモンがどのボックスに入っているかを予め把握しておくことが、出すポケモンを探す時間の短縮に繋がります。
また、検索ボタンを押すタイミングも大きく成否に関わってきます。検索結果表示の最初に預けられているビビヨンが、あなたが検索ボタンを押す直前に預けられたものであればチャンスです。いかにそういう場面に滑り込むかですね。こればかりはしかありません。しぶとく検索→表示→戻る→(適当に時間をおいて→)検索→…を繰り返していきましょう。

外国人の要求ポケモンは、グライオンマニューラニョロトノなどの特殊な進化方法のポケモンが多いので、こういったレアポケモンを何匹か用意しておくことも重要かもしれません。

可能であれば、収集困難度★★以上の模様は何匹は所有しておくのが望ましいでしょう。
ビビヨン同士の交換を希望する人は多く、例えば「ジャングルのもよう」を出して「Marine please」というコメントを添えている人を見つけた時にすぐに交換してあげられるようにしておくといいですね。
ここで忠告しておきたいのは、「マナーを守る」こと。「Marine please」と言っているにも関わらずジャングル欲しさに有り余っている紫を出すなどというのはNG。”究極の”ビビヨニスト”を目指す者としては、やはりお互い気持ちの良い交換をするということが一番ですよね。